SimDiff Review を使用することで、大規模なチームにおいても、レビュー担当者は Simulink ライセンスを必要とすることなく、モデルの変更内容を視覚的にレビューできます。
ピアレビューファイルは、モデルの差分を詳細かつ視覚的に、そしてインタラクティブにレビューするために必要な全ての情報を含む、単独で利用可能なアーカイブです。インタラクティブ機能を利用しない場合は、HTMLファイルとして開いて閲覧することもできます。

SimDiff Review では、単独で利用可能な ピアレビューファイル を通じて、Simulink モデルの変更点をインタラクティブかつ視覚的に確認できます。これにより、レビュー担当者がSimulink ライセンスを所有していない場合や、MATLAB や Simulink がインストールされていない場合でも、大規模なチームで、モデル差分に関する共同レビューを容易に行うことができます。
SimDiff Review は変更点の迅速なグラフィカル確認(組み込みの HTMLベースのモデルビューアーによる)、段階的な監査、メモやタグの付与、進捗追跡、及び対象を絞った視覚的な要約機能をを備えています。これらは全てピアレビュー、マージ/プルリクエスト、監査/コンプライアンス、及び DevOps ワークフロー向けに最適化されています。

ピアレビューファイル

SimDiff の新機能ピアレビューにより、Simulink モデルの変更に関するコラボレーションが効率化されます。各ピアレビューファイルには、モデルの比較中に検出された差分のスナップショットと詳細な一覧が含まれています。静的なレポートとは異なり、これらのファイルはSimDiff で直接開くことができるため、レビュー担当者が SimDiff に組み込まれたモデルビューアーを使用して、インタラクティブに差分を調査・可視化することができます。

ピアレビューファイルは、SimDiff のユーザーインターフェイスから生成することも、 またはパイプラインからSimDiff Automationを使用してスクリプトで生成することもできます。

たとえば、同僚からチャットで、マージリクエスト(またはプルリクエスト)の変更内容を確認して欲しいと頼まれ、そのメッセージにはピアレビューファイルが添付されていた場合を想像してみてください。SimDiff でピアレビューファイルを開けば、SimDiff のモデルビューアーを使用して、変更点をグラフィカルに簡単に確認できます。尚、モデルを可視化するために、Simulink ライセンスも MATLAB のインストールも必要ありません。レビューを実行するには2つのワークフローが考えられます。サブシステムスナップショット機能を使うと、ディスカッションスレッド内の特定の差分に関するコメントに、スナップショットを添付することができます。

あるいは、ピアレビューの監査 機能を使って、SimDiff で直接、差分を確認しコメントを付けることも可能です。作業が完了したら、変更内容に関するレビューが反映された、自動更新済みのピアレビューファイルを共有できます。

サブシステムスナップショット

サブシステムスナップショットには、モデルのスクリーンショットと具体的な差分を簡潔にまとめた図解が含まれています。スナップショットのダイアログでは、コメントを付けたい変更箇所が含まれるモデルのエリアにスナップショットをズーム&パンできます。また、スナップショットに含める差分のリストを選択することもできます。その後、ダイアログの右下にあるサムネイルからドラッグ&ドロップするだけで、スナップショットを共有できます。

例えば、マージリクエストやプルリクエストの変更内容についてコメントを追加したい場合、コメントを入力した後、スナップショットをマージリクエストやプルリクエストに直接ドラッグ&ドロップするだけで済みます。右の画像では、GitLab のマージリクエストコメント欄にあるコメントと対応するスナップショットが表示されています。

変更点の検討に、PowerPoint を使うユーザーもいます。そのような場合は、「クリップボードにコピー」ボタンを使用して、お使いのプレゼンテーションソフトに貼り付けることができます。
他にも、同僚にメールを送って、変更点のレビューを依頼することできます。この場合も、メールの本文にスナップショットをドラッグ&ドロップし、さらにSimDiffのピアレビューファイルを添付して、レビュー用に送信することも可能です。
尚、ピアレビューファイルを使用する際は、Simlink ライセンスや MATLAB は必要ありません。

監査

SimDiff は、デフォルトで、差分のないブロックも含め、モデル内の全ての内容を表示します。ツリーの上部にあるボタンで、表示をカスタマイズできます。

例えば、「全変更」をクリックすると、変更のある項目のみを表示するように調整できます。

この表示は、レビューの過程で役に立ちます。

レビュー担当者は、レビュー中に右側の列の変更にチェックを入れることで、進捗状況を追跡できます。レビューの進行状況は、ステータスバーに表示されます。

監査パネルでは、選択したモデル要素に、タグやメモなどの監査情報を追加することができます。ユーザー名と日付は、自動的に入力されます。

監査情報をXML ファイルに保存して、再読み込みできます。更に、監査情報を変更レポートに含むこともできます。変更レポートは、HTML またはXML形式で保存することができます。HTMLは表示に適した形式である一方、外部ツールを使った自動後処理にはXMLが便利です。

SimDiff には、差分を監査するためのレガシーワークフローもあります。本来、このワークフローはコンプライアンス対応や文書化を目的として導入されました。このワークフローは、ピアレビュー機能で拡張され、現在では監査を段階的に行うことができるようになっています。

基本的には、いくつかの変更点をレビューした後、ピアレビューファイルを同僚に渡して、引き続きレビューを進めてもらうことができます。

SimDiff でレビューをすると、監査情報は自動的にピアレビューファイルに保存されます。

監査の進捗状況は、ピアレビューファイルの概要欄に表示されます。この欄には、「コピー」ボタンがあり、GitLab 上で情報を供給して、他の人が引き継きレビューをすることができます。さらに、ピアレビューを添付したり、メールで送ることもできるので、同僚にレビューを引き継いでもらうことも可能です。

SimDiff Reviewトライアルのお申し込み

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バージョン管理システムの統合

SimDiff は多くのバージョン管理システム(VCS) と統合されており、セットアップ手順の詳細をまとめた記事が提供されています: ClearTeam Explorer, Git, Git+Git Extensions, Git+SourceTree, Mercurial, TortoiseGit, and TortoiseSVN. リンク先の情報、及び表示されていないバージョン管理システムについては、ENSOFT のサポート担当にご連絡ください。

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2026a.1 Windows 64-bit 版

SimDiffシステム要件

SimDiff は、過去20年間に渡る全ての Windows バージョンと一般的な Linux バージョンをサポートしています。SimDiff は、MATLAB/Simulink がインストールされていなくても差分計算をすることができますが、一部の高度な機能においては、MATLAB/Simulink を使用します。SimDiff はR2007b 以降から最新版までをサポートしております。SimDiff のシステム要件の詳細はこちらをご参照ください。